印刷物が出来るまで

お客様から印刷物のお話をいただいて、製作が始まります。
詳しくは「コマダの営業」をご覧ください。

基本的にはまずお客様から原稿をいただきます。
初めに原稿が入ってくることを「入稿」といい、この1番目の原稿のことを「初稿」といいます。

最近は入稿をＰＣ上で行うことも多くなってきました。

営業からの指示を元に、グラフィックデザイナーやＤＴＰオペレーター等が作業します。
ＤＴＰとはDesktop publishing（デスクトップパブリッシング）の略で、グラフィックデザイナーとは仕事の内容が少し異なります。

クリエイターが作り上げた要素…文字や内容、レイアウト、色の誤りなどをお客様から頂いた原稿と照らし合わせて確認します。基本的に印刷会社には校正専門の部署があり、不備のないように細部までチェックしています。

校正チームが確認し、これまでの一連の作業を終えた「校正（済み原稿）」を「初校」といいます。これをお客様に提出し、確認していただきます。
初稿は「最初にお客様からいただく原稿」、初校は「最初にお客様にお渡しする校正」。読みは同じですが、意味合いは異なります。

こちらは弊社で使用しているお客様との校正確認システム。入稿同様に、確認をＰＣ上で済ませる場合もあります

お客様に初校を確認していただくと、多くの場合、修正などのご要望をいただきます。これに基づいて修正作業を行い、再度確認していただく…という流れを繰り返します。
2回目の校正を「２校」または「再校」といい、3回目の校正を「３校」または「再々校」といいます。

お客様からＯＫが出ると、「校了」となります。これは「校正完了」の意味で、ご確認いただいた内容で印刷を進めていきます。

印刷用データを版に焼き付け（製版）、その版を印刷機にセットして一気に刷り上げていきます。

刷りあがった印刷物を、用途に応じて加工します。四方を切り落としてポスターにしたり、綴じて冊子にしたり。様々な加工をします。

完成！

ようやくみなさんがよく目にする「印刷物の形」になりました。
このように、身近にある何気ない印刷物も多くの過程を経て作られています。少しでも印刷に興味を持ってくれれば幸いです。